2016.10.15更新

ボブ・ディランがノーベル平和賞をとりました。
ディランで育った僕も何だか誇らしい気分です。

でも、なぜ歌手が??

ディランの詩には、人種や階級、マイノリティなどの垣根を超えて、人々の心の拠りどころとなる何か、があるように思います。

「I shall be released」という曲があります。
この詩に助けられた人々は、何百万人はいると思います。
僕もそうでした。

映画の主題歌にもなっています。
「Any Day Now」(邦題:チョコレートドーナツ)です。
ディランの精神性がよくあらわれた映画です。

この映画は、法曹関係者は必ず見るべきです。
もがき苦しむ人の心を解放する、
心の「自由」を手に入れる、
そのプロセスに寄り添うことがいかに困難か。
大量雑多な業務のなかで、
通り過ぎていく小さな叫びをすくい上げ、
大通りから一歩外れて、裏路地に踏み入れる気概を持つ。

大変なことですが、重要なことです。
自分はできていないでしょう。。

分かりにくいかもしれませんが、
「should be」はもちろん、「might be」でも「will be」でも「could be」でもない。「shall be released」という表現。
これに勇気を与えられるのであり、ディランがノーベル賞をとる理由なのかなと思います。

映画ぜひ観てください。

I Shall Be Released - 映画「チョコレート・ドーナツ」より 【日本語字幕】

投稿者: さくらい法律事務所